●日本のダンス、演劇についてのサイト集
長野智行
日本のダンス、現代演劇についてスペイン語や英語で情報を得られるサイトは極めて数が限られている。日本のカンパニーのサイトもほとんどが日本語のみで、英語があってもサイトのごく一部が翻訳されているのみといった状況。
・スペイン語でアクセスできるサイト
◎コロンビア人の研究者である Mauricio Martinez 氏が開設した日本の舞台芸術を総合的に紹介する百科事典的なサイト「 Artes Escenicas de Japon 」の「 Teatro 」のコーナーでは、日本のダンスと演劇に関して昔から現代まで、テーマごとに解説された記事が掲載されている。これら記事は日本の専門家や外国の研究者により執筆されている。
◎また、スペイン語版 Wikipedia の中には、舞踏について記述したサイトがある。
・英語でアクセスできるサイト
◎国際交流基金が運営している月刊のバイリンガルサイト「 Performing Arts Network Japan 」は、英語で日本の舞台芸術の情報を海外に発信している貴重なサイト。若手のアーティストをロングインタビューで紹介している他、舞台芸術関係の解説記事( Overview )やトピックスを掲載。また、現代戯曲のシノプシス約 120 本を収録したデータベースや、現代演劇・コンテンポラリーダンス・邦楽の若手アーティスト 100 名以上の情報を収録したデータベースもアップされている。
◎国際文化交流を推進している英国の団体「 Visiting Arts 」の Welcome to the Japan Cultural Profile > Culture in Japan > Performing arts のコーナーでは、日本の舞台芸術に関する充実した解説があるので、熟読をおすすめしたい。このコーナーには曽田修司氏による 1960 年代から現代までの日本の演劇の概観 が紹介されている他、日本のダンスの歩みを英語で解説した舞踊評論家の国吉和子氏による「 Modern and contemprary dance 」が参考になる。この他、日本の演劇史や音楽に関する解説も掲載されている。
◎その他の英語による日本の舞台芸術の情報源としては、日本で発行されている新聞の英語版サイトをあげることができる。 Japan Times の > Entertainment > Performing Arts のページの下方には 英語による劇評 などパフォーミング・アーツのレビューが掲載されている。「朝日新聞」にも同様のコーナーがあるが、こちらは「 アート&エンターテインメント 」というジャンルになっているため、美術など他の芸術分野の記事も一緒に掲載されている。頁右上の検索機能を使ってキーワード検索ができるが、最近の記事しか出てこない。「デイリー読売」は、特集( Features )の枠内で掲載されており、「 カルチャー 」と「 ウィークエンドアート 」に分かれているが、こちらも舞台芸術以外の分野の記事も多い。
◎世界的に有名な日本のオリジナルダンスの舞踏に関しては、まず Wikipedia の「 Butoh 」の項を参照されたい。舞踏の歴史、発展、国際化についてのコンパクトな記述があり、下部の英語サイトのリンク集が充実している。この中には YouTube にアップされた 舞踏の映像 へのリンクのほか、海外で活動を行っているアーティストなどへのリンクがある。また、十分な解説ではないが、同じ Wikipedia の「 Theater of Japan 」では、日本の伝統演劇から近代の小劇場演劇まで、日本の演劇の歴史について触れられている。
◎ DMOZ-Open Directry Project の「 Butoh 」にも同様にアーティストなどへのリンクが掲載されている。
◎舞踏の創始者である土方巽については、慶応義塾大学がドキュメントの収集・整理をすすめており、「 土方巽アーカイブ 」として活動歴や資料リストなどをアップしている(残念ながら文字のみ。一部英訳あり)。また、 100 歳を越えて踊り続ける舞踏家、大野一雄については Wikipedia に独立した項 がある。公式サイト「 大野一雄舞踏研究所 」の英語ページを一度は訪れてみよう。
◎民俗舞踊のひとつであり、夏祭りなどに踊る盆踊りについては「 Bon Dance 」というサイトがあり、 阿波踊りの音楽 を聞いたり、郡上おどりなどの 盆踊りの映像 の映像を見たりすることができる。
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